Beauty Smile歯科医師だより「食べ物でむせる原因」

Beauty Smile歯科医師だより

オーラルフレイルって言葉をご存知ですか?

オーラルフレイルとは、「お口の衰え」を言います。
「オーラル(=お口の)+フレイル(=衰え)」
今回は「オーラルフレイル」の予防で健康になりましょう!というお話をいたします。

はじめに、オーラルフレイル(お口の衰え)は、「健康」→「要介護(機能障害)」の間に位置付けられています。つまり、【「健康」→「オーラルフレイル」→「要介護(機能障害)」】となります。この「オーラルフレイル」を予防すれば、先の「要介護」にならず「健康」でいられるということです。

オーラルフレイルという言葉は、あまり聞き慣れない言葉だと思います。分かりやすいところで、次のような「お口のトラブル」はありませんか?
● 近頃、食べ物を口からこぼすようなった。
● 近頃、固い食べ物が噛めなくなった。
● 近頃、食べ物を食べていて咽る(ムセル)ようになった。
ささいな事とあまり気にされない方も多いと思いますが、「こぼす」「噛めない」「むせる」といった状態が続くようであれば、「オーラルフレイル」を疑ってみましょう。

「オーラルフレイル」をチェックする方法

オーラルフレイルになっているかどうかは、「ぱ」「た」「か」、それぞれが1秒間で何回言えるか?で分かります。健康な状態の目安は、1秒間に「ぱ、ぱ、ぱ、・・・」と6回以上になります。
1秒間に「ぱ」「た」「か」、何回言えますか?
この「ぱ た か」測定は、オーラル・ディアドコキネシスと言われています。

オーラル・ディアドコキネシスとは、口腔機能(特に口唇、舌)の巧緻性および速度を評価する方法である。被験者に「パ」「タ」「カ」の単音節をそれぞれ10秒間ずつにできるだけ早く繰り返し発音させて、1秒あたりの発音回数を測定する。正常値は、「パ」が6.4回/秒、「タ」が6.1回/秒、「カ」が5.7秒である。被験者に無理をさせないために、評価時には途中で息継ぎをしてもよいことを伝える必要がある。

引用:歯科のコミュニケーション「Quint Dental Gate」より/オーラル・ディアドコキネシス

口の衰えは身体の衰え

オーラルフレイルは、老化のサインとも言われています。それは、口が衰え始めたら「老化」の始まりで、次第に身体が衰えていくからです。

東京大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢教授は、『口の機能の衰えが全身の虚弱につながること』を明らかにしています。詳細は、下にある「サンスター」サイトより、オーラルフレイル情報の冊子(PDF)がダウンロードできますので、ご覧ください。

よく食べ、元気に年を重ねるための秘訣を医科・歯科のトップランナーに聞く

老年医学の専門家で、お口の筋肉の衰えが全身の虚弱に大きく影響していることをいち早く明らかにした東京大学高齢社会総合研究機構 教授の飯島勝矢先生にその経緯と栄養摂取の新常識を、歯科医として高齢者医療に長年携わり、お口の食べる機能の維持に早くから取り組んできた東京都健康長寿医療センター歯科口腔外科 部長の平野浩彦先生に、お口の機能低下が病気として認められた経緯とお口の機能維持のノウハウを解説いただきました。

引用サイト:サンスターオンラインショップ「お役立ち情報」より/オーラルフレイル予防による健康寿命の延伸

オーラルフレイルにならないために「お口の中の健康」が基本

オーラルフレイルの予防には、口腔内を清潔でいることが重要となります。お口の中は菌がたくさんいます。目に見えない菌は、放っておきがちで、放ったらかしの菌はどんどん増殖して悪さをします。そして終いには、歯茎が腫れて歯が抜け落ちるということにもなります。
歯がなくなると、モノが噛めない。モノが噛めなくなると、認知機能が衰える。といった関連性もあります。だからこそ、歯を失わないようにする事がオーラルフレイルにならないためにもなるのです。

日頃から歯磨きをしっかりを行い、歯周病・虫歯にならないよう心がけましょう。
それでも歯垢が歯にくっついています。歯垢は、歯磨きでは落ちにくいので定期的に歯科で検診しましょう。

日頃の歯磨きと一緒にセルフホワイトニング、歯科検診を心がけることが、健康の秘訣です。

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